大人の発達障害で受けられる就労支援とは?種類と違いを解説

仕事

大人の発達障害でも就労支援を受けられることをご存じですか?発達障害のひとつASD(自閉スペクトラム症)と診断を受けて通院するうち、医師から就労支援を勧められました。

私のなかで就労支援について「障害のある人が仕事をするためのサポートかな?」くらいの認識だったのですが、発達障害の場合でも利用できるそうです。

今回はASDと診断されたことで急に身近になった就労支援について詳しく解説していきます。これまであまり馴染みがないという人も、これを機会に理解を深めてもらえれば幸いです。

トミ

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42歳にしてASDの診断を受けた6歳児のママ。
Webライターをしながら細々と生活中です。
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大人の発達障害で受けられる就労支援は2種類

大人の発達障害で受けられる就労支援は大きく分けて2種類あります。「就労移行支援」と「就労継続支援」です。

2文字しか違いませんが、それぞれ対象者や支援内容が異なります。まずは表にわかりやすくまとめてみたのでご覧ください。

少し複雑ですが、どちらの就労支援も障害のある人が仕事をはじめたり、仕事を続けるために必要なサポートを提供してくれる福祉サービスです。

就労移行支援

就労移行支援は、一般企業で働くための能力のトレーニング・仕事探し・履歴書や面接のサポート・就職後のアフターフォローなどさまざまな支援を行っているのが特徴。

以前アルバイト先に障害者枠でアルバイトに来ていた人も利用していたことを覚えています。就労移行支援事業所にもよるでしょうがかなり手厚い印象です。

就労移行支援事業所の職員さんが面接に同行し、社会保障などの契約内容も厳しくチェック。仕事をはじめてからも何度か店長と面談をされてました。

就労継続支援

就労継続支援については、まだ福祉作業所と認識している人もいるかもしれません。安い工賃や低い就職率を改善するするため、障害者総合支援法(旧障害者自立支援法)の施行後にできたサービスです。

福祉作業所と変わらず一般企業で働くのが難しい人が働く場所を提供していますが、「A型」「B型」の2種類にわかれています。

雇用契約をして給与をもらえるのがA型、雇用契約をせず工賃をもらえるのがB型です。そのためB型では最低賃金は適用されず、工賃は安いことが多いので福祉作業所から認識が変わらないのかもしれませんね。

お住いの地域で就労継続支援事業所を調べてみると、A型・B型の違いが感じられるでしょう。カフェなどのおしゃれなお店が見つかることもありますよ。

2018年にスタート!就労定着支援にも注目

就労定着支援は、2018年にはじまったばかりの就職後のサポートです。就労移行支援事業所が引き続き就労定着支援もしていることも。

就労移行支援を受けたあとに申し込むことが多いのかもしれませんね。最長3年間の利用ができるので、コミュニケーションが苦手な人の助けにもなりそうです。

在宅ワーク希望者でも就労支援を受けられる?

最近では、在宅ワークへの就職をサポートしてくれる就労移行支援事業所もあると聞きます。

私はアルバイトをクビになったばかりということもあり、一般企業で働くことには不安大。もともと副業でライターを7年以上続けているので、今後は在宅ワーク中心で働きたいと考えるようになりました。Webデザイナー・プログラミングのスキルアップも希望しています。

ところが地元の就労移行支援事業所は対応していないとのこと。大きめの街にある一部の就労移行支援事業所で受けられる支援のようです。なかにはeラーニングできる事業所もあったので問い合わせてみようと思います。

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