ASDでも大丈夫!Webライターの始め方を丁寧に解説します

仕事探し

コミュニケーションが苦手なASDの人で、なるべく人と接することの少ない仕事を探している人も多いのではないでしょうか?

そんな人に私がおすすめしたいのがWebライターの在宅ワークです。

コミュニケーション能力不足でアルバイトも続かない私もWebライター歴は8年を超えました

この記事ではこれまでのWebライターの経験で得たノウハウを「ASD向けWebライターの始め方」として解説していきます。

▼この記事を書いた人▼


「ASD向けWebライターの始め方」の特徴

「Webライター 始め方」で検索するとたくさんの記事が見つかりますが、一般的な始め方とこの記事の違いは、ASDの特性に合わせて無理の出にくい始め方を提案している点です。

ASDと言っても性格や特性の強さなどで苦手なことも変わってきますが、この記事ではWebライターをはじめたばかりの私が失敗したり、つまづいたりした点を踏まえて丁寧に解説しています。


「ASD向けWebライターの始め方」の目標は月3万円

目標は月3万円と聞いて安いと感じるかもしれませんが、ASDという特性の有無に関係なく最初は稼ぎにくい業界です。

はじめの目標は月3万円ですが、3万円を超えたあたりからは5万、10万と稼ぐのは難しくなかったので、とりあえずの目標金額を月3万円と設定しました。

専門分野や資格がある人なら、はじめから単価の高い依頼も受けられますが、「ASD向けWebライターの始め方」では、以下のような未経験者に向けて解説します。

  • 最終学歴は高校または中学卒業程度
  • 役立ちそうな資格なし
  • Webライター未経験
  • 文章を書くのが苦手
  • 営業活動はしたくない


ASD向けWebライターへのロードマップ

ここからは月3万円稼げるWebライターになるためのロードマップについて解説していきます。

稼げないからと諦める人も多い業界ですが、私のこれまでの経験から月3万円くらいならほとんどの人が稼げるようになるはずです。

ASD以外の人にも役立つ内容なので、Webライタを始めたい人は最後まで目を通してみてくださいね。


【1】ライティングについての本を読んでみる

Webライターの仕事を始める準備として、まずはどんな作業をするのかライティングについての本を読んでみましょう。

とは言っても良さそうな本を1冊選んで流し読みする程度で大丈夫です。

何冊も用意する必要もないし、この段階ではしっかり読み込む必要もありません。

今は文章の書き方やルールに軽く触れておき、実際の仕事をしながら何度も読み返して自分のものにしていきましょう。

内容をすべて理解しようとしないでOK!

気軽に取り組もう♪


【2】クラウドワークスに登録する

次にパソコンがなくても良いのでスマホからクラウドソーシングサービスに登録します。

クラウドソーシングサービスは色々あるのですが、大手のクラウドワークスかランサーズを選んでおくと案件が豊富です。

私も両方登録していますが、やや初心者向け案件が多い傾向にあるクラウドワークスを利用しています。

利用するサービスは1つに絞るほうが、案件の応募・進行状況が把握しやすいのでおすすめですよ。

ここでは私が利用しているクラウドワークスの登録方法を説明します。

クラウドワークスの登録方法
  1. クラウドワークス公式サイトにアクセスする
  2. メールアドレスを入力する
  3. 届いたメールに記載されたURLをクリックする
  4. 必要事項を入力する


【3】タスク案件を3~5件受けてみる

何もわからない状態でパソコンを用意するとなるとハードルが高いので、スマホでもできるアンケートなどのタスク案件にチャレンジしてみましょう。

「Webライターじゃなかったの?」と思うかもしれませんが、アンケート案件のなかには文字数の指定付きで文章を書く必要があるものも。

ただ、とても安い単価なのに作業量が多いものもあるので、こちらも簡単に終わらせてくださいね。

今はサイトの雰囲気や、報酬を得る感覚を体験することが目的です。

タスク案件のやり方
  1. 仕事検索の「タスク」をクリック
  2. できそうな案件のページを開く
  3. 「仕事の詳細」をしっかり確認する
  4. ページの一番下の「作業を開始する」をクリック
  5. 1時間以内に作業を終わらせる
  6. ページの一番下の「作業を完了する」をクリック
  7. 依頼者からの承認を待つ
  8. 承認=報酬が発生!


【4】Webライターの作業環境を整える

なんとなくできそうな気がしてきたら、Webライターの作業環境を整えていきます。

用意するのは以下の2つのみです。

Webライターの作業環境
  1. パソコン
  2. インターネット環境

パソコンは家になければ購入することになりますが、安いノートパソコンで十分です。

Webライターのお仕事では、ネット上で直接納品することが多いので、MicrosoftのOfficeを使う機会はほとんどありません

Webライターの仕事をすることだけを考えれば、Officeなしの安いノートパソコンをおすすめします。

Amazonのタブレットや安いChromebookで仕事をした時期もありますよ~


【5】ポートフォリオを兼ねたブログを開設する

Webライターとしてこれから自分を売り込んでいくことになるのですが、営業が苦手な人ほどブログを作っておきましょう。

このブログもWebライターを始めてしばらくしたころに作ったものです。

未経験でWebライターとして案件に応募する際に、自分のブログを過去の実績やポートフォリオとして提出できますよ。

何もない状態よりは応募しやすく、採用もされやすくなりました。

ブログは無料で使えるnoteなどでも良いのですが、経済的に余裕があればぜひWordPressで作ってみてください

仕事でも使うことが多いWordPressに慣れることができるうえ、アフィリエイト収入も狙いやすいですよ。

アフィリエイトが上手くいけば自分1人だけで稼げるようになるチャンス!


【6】クラウドワークスの登録情報を充実させる

SNSやフリマアプリなどを利用した経験のある人には理解しやすいかもしれませんが、クラウドワークスでもプロフィールページは重要です。

プロフィールはできるだけ詳しく丁寧に入力し、ブログのURLも記載しておきましょう。

とくに営業活動の苦手なASDの人はプロフィールページを充実させておくことをおすすめします。

以下は私のプロフィールページです。

参考にしてみてくださいね♪

画像をクリックするとプロフィールページが表示されます。

さらに、運転免許証などの本人確認書類提出をして本人確認済みにしおくと信頼度があがります

本人確認後は、依頼者の情報漏えいに関するNDA(秘密保持契約)にも目を通して締結ボタンをクリックしておくのも忘れずに。

最低限しておきたい登録作業
  1. プロフィールの設定
  2. 本人確認書類提出
  3. NDA(秘密保持契約)の締結
  4. 振込先口座の登録

クラウドワークスの振込先口座は楽天銀行がおすすめです。

振込手数料が楽天銀行は100円なのに対し、それ以外の金融機関では500円かかります。


【7】プロジェクト案件に応募してみる

ここまでの準備ができたら、実際にWebライターとしてプロジェクト案件に応募してみましょう。

まずは、私が気を付けている仕事探しをするときの条件をまとめてみました。

初心者向けの優良案件を見つけるための条件
  1. 文字単価が0.5~1.5円くらい
  2. 本人確認済みまたは、評価・募集実績が多い
  3. 作業内容がわかりやすく説明されている
  4. しっかりとしたマニュアルがある
  5. 外部連絡はChatwork

単価の高い案件はそれなりのクオリティを求められることが多く、運よく契約できても仕上げて納品することが難しくなります。

私は疑問点をクライアントに質問することが苦手で、チャットにかなり時間をとられることも。

安売りしすぎる必要もないのですが、コミュニケーションが苦手なASDの人の場合、はじめのうちだけでもマニュアルを見ながらサクッと終わる程度の簡単な案件がおすすめですよ。

何度も読み返せるマニュアルがあると仕事がしやすいのでおすすめです!


さらに詐欺にあわないためのポイントもまとめています。

詐欺にあわないためのポイント
  1. 文字単価が安すぎる
  2. 無償のテストライティングが必要
  3. 個人情報・連絡先を聞いてくる
  4. サービスの登録・購入を勧められる

「クラウドワークス 詐欺」などで検索するといろいろな情報があって不安に感じるかもしれませんが、案件選びを慎重にした結果、8年間被害にあわずに仕事ができました。

怪しいと思ったら作業は中断!

ほかに被害が出ないようにクラウドワークスに報告しています。


【8】Webライターの仕事をする

テストライティングが必要な場合もありますが、数百円でも報酬が出ることが条件です。

無償の場合は一生懸命書いても「タダで記事を書かせたいだけ」という詐欺も多いので要注意。

テストライティングといってもWebライターの初仕事です。

はじめに読んだライティングについての本などを参考にしながら丁寧に仕上げ、納期を守って納品しましょう。


Webライターを始めたいASDの人への注意点

1つ案件をこなせたら、あとは同じように案件を探してこなすだけで目標の月3万円には手が届きます。

ただ、この作業を繰り返すことができない人がいるのも事実です。

そうならないためにもWebライターを始める前に知っておきたいことについて解説します。


■ 採用されなくても諦めずに応募してください

すぐに採用されることもあるのですが、何度応募しても採用されないこともあります

「自分じゃダメなのかな?」と心配になりますが、気にせずドンドン応募していきましょう。

応募のメッセージに定型文を丸ごと使うと採用されにくくなりますが、テンプレートを作っておくと便利です。

実績がない初心者は採用されにくいものです。

諦めずに応募してみてくださいね。


■ スクールや資格取得は不要です

Webライターになるためのスクールやセミナーなどをよく見かけますが、私が8年仕事をしてみて必要と感じたことはありません。

もちろんWebライターを名乗るために資格取得は不要です。

出版社で働くのなら知識や資格も必要なのかもしれませんが、文字単価の安いWebライター程度ならライティングの本を1冊読み込む程度で十分だと感じています。

ASDの人の場合はサロンで仲間を作ってコネで仕事をまわしてもらう

…というのも難しいですよね。


■ 業務連絡はほぼ定型文で対応できます

ASDの人に限ったことではないと思うのですが、書いた記事を納品すると修正依頼が届いて落ち込むこともあるかもしれません。

私はディレクターとしてライターに修正依頼をしていた時期もあるのですが、次に気を付けて欲しい点を事務的に送っている感じでした。

なかには熱のこもったフィードバックを送ってくれる人もいますが、基本はほぼ定型文で対応して問題ないと思います。

同じ失敗を繰り返さないことが大切です!


■ 報酬を時給に換算しないでください

誰もがやってしまいがちですが、報酬を時給に換算して稼げないからと落ち込まないでください。

書く速度が遅い私は、体調が悪い日には今でも時給200円くらいになってしまいます。

調子がよくても時給600円くらいなので、外でアルバイトをするほうが稼げる計算です。

しかし、収入面だけを見ればASDでアルバイトが続かず、就労継続支援B型事業所で働くことにした場合よりは手取りは増えるはず。

自分の今の状態でも無理なく続けられる仕事を選びましょう。


■ 納期は必ず守りましょう

文章に自信がない人でも納期をしっかりと守れることはウリになります。

相手の顔が見えにくい在宅ワークだからこそ、しっかりと自己管理して納期を守ることが重要です。

もし体調不良や急用で納期に遅れる場合には、言い難くても一言連絡してあげてください。

私はADHD傾向もあるのでタスク管理も苦手です。

納期を破ることで仕事を失ったことが何度かあります。


■ 出世話でも断る勇気が大切です

Webライターを続けていると、ライターの管理などをするディレクターに誘われることがあります。

ディレクターの仕事は複雑で、記事を書くだけのライターに戻りたくなることも。

また、Web会議やZoomを使った面談などが増えると、コミュニケーションが苦手なASDの人には負担になりやすくなります。

報酬があがるからといって安請け合いせず、業務内容を聞いてみて無理だと感じるときには断る勇気も大切。

仕事の詰め込みすぎにも注意してくださいね…!


ASDの特性に合わせてWebライターを始めよう

Webライターは在宅ワークのなかでもはじめやすい仕事の1つです。

私も8年Webライターを続けてみて、人とのコミュニケーションが苦手なASDの特性にも合わせやすいと実感しています。

仕事が続かなくてお困りのASDの人は試してみる価値があるはずです。

この記事で書き切れなかったWebライターについての情報を今後も更新していくのでチェックしてみてくださいね。

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